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構造解析でのミス事例とその対策

気づきシート例

当社では、構造解析でのミスの削減を図り、作業の効率化と品質向上を目指すため「今日の客先からの指摘・気づき」シートを活用しています。

このシートは、日常の業務においてミスを起こした時に、その傾向を探り、原因究明と我社の弱点を明確にすることを、目的として導入しました。

そして定期的に集計、分析することによって、繰り返し同じようなミスを起こすのを防いでいます。 また、後々見返すことによって、初心に戻り気持ちを引き締めるツールともなり、新入社員の教育用でも使えます。

サポート解析において、実際に記載したものが左の画像です。
殴り書きになりがちですが、とにかくすぐ書き出すこと、これが重要です。

この時の内容を紹介します。

電線管サポート図

図のように、鋼材(B100:架台)に(L65)を直付け溶接し、かつユニバーチャンネルを(L65)と(B100)上部に溶接固定しているサポートを解析しました。

解析評価は架台鋼材(B100)を除く部分で行っています。
固有振動数用解析を算出するに当たり

  1. ユニバーチャンネルのと鋼材L65の重複している部分(図、赤斜線部)は、該当部分の鋼材荷重を付加荷重として解析モデルに反映。
  2. L65の部材溶接がNGとなったため、客先と協議の上、溶接長を増やすためユニバーチャンネル部もモデル化した。
  3. 当初付加荷重に加えていた(図、赤斜線部)の荷重を差し引かなければならないところ、付加荷重を加えたまま評価した。

今回は、付加荷重の抜き忘れといった、うっかりミスでした。 幸い社内チェック時にミスが判明したため、客先に迷惑をかけることもありませんでした。 小さなミスも重なると大きなミスにつながります。 作業→ダブルチェック→トリプルチェック→ミスが判明した時の対策をたてる、 と、常に丁寧に、慎重に業務を進めていくのが、当社のやりかたです。

この「気づきシート」は、アナログな手法ですが、目的達成のためには当社に一番合っている工夫だと思っています。

(2011/06/23:吉村)

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