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現場溶接記号について

前回に引き続き溶接記号に関する記事です。

現場溶接記号(図1,図2)の旗の向きは、基線 の「右」から矢を出す場合、左右どちらの向きになるのだろうか・・・と迷ったことはありませんか?

名称未設定-2 現場溶接記号(正)_図2

JIS Z 3021(溶接記号)を確認すると、基線の左から矢が引き出されている場合のみの記載(図3)しかありません。

名称未設定-1  

結論からいうと、一般的に現場溶接記号の旗の向きは、基線の右から矢を出す場合も左から矢を出す場合も「右向き」が慣例となっているようです。

というわけで、基線 の「右」から矢を出す場合、図2の旗の向きになるようです。

理由としては、すみ肉溶接記号(図4)と同じ解釈(そういう形であるということ)となるようです。(例えば、数字や文字を通常は反転させたり上下に書かないのと同じように)

 隅肉記号_図4             

JIS Z 3021(溶接記号)の基本になっているISO2553での現場溶接記号の記載例が図5しか無いことで、旗の向きは常に右向き表記になるとも考えられているようです。

 ISO-2553_現場溶接記号_図5  

ちなみにAWS(American Welding Society)での現場溶接記号の旗の向きは、図6に示すとおり、矢印と反対向きになるようです。

同じ旗記号ですが、考え方がISOとAWSでは異なるのですね。

AWS_現場溶接記号_図6 

 

(2013/07/02:松澤)

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