Home > 見てよし聞いてよし > 秋吉敏子 新富町でジャズ語を奏でる

秋吉敏子 新富町でジャズ語を奏でる

新富町文化会館
なんでジャズピアニストの秋吉敏子さんが、新富なんて小さい町に来るの?

今年の6月、「10人のピアニスト」というリサイタルを宮崎県立劇場でひらいた時、新富町の係りの女性が二人で来て、うちのホールで弾いていただけませんかと誘ったそうだ。
「10人のピアニスト」では、ひとりの持ち時間は12分ぐらい。欲求不満がたまっていたので、ソロでひけるという新富町に喜んでくることにしたと、そんな話を「Good evening」と、英語の挨拶からはじめた。

10月17日号のニューズウイークの「世界が尊敬する日本人100人」の2番目に登場している秋吉さん、演奏中の出入りの扉の音や咳払いもまったく感知せず、演奏は実にパワフル。

ピアノソロだから、左手のバギングがベースやドラムの役割を果たす。それががっちりしているから、バンド用の曲を一人で弾きまくっても、大勢でのと遜色ない。
ピアノと、時々マイクが拾う彼女のハミングと、シルバーのハイヒールがパーンパーンと舞台をたたく野太い叫びが、彼女のジャズ語。
世界が絶賛する秋吉敏子が確かにいた。

演奏の合間に、曲の背景、旅のこと、自分の人生、友人たちのことなどを、とつとつと話してくれる。気取らなくて、おもしろい。
彼女の話に笑っている観客を眺めたら、年配の人たちが多かった。

最後の曲は広島原爆忌に作曲したレクイエムの一節。
悲惨な戦争をテーマにという依頼だったらしいが、原爆投下をのがれた若い女性の明るい表情の写真をみて、希望をもって耐えていけば、きっと戦争のない時代がくるということをイメージしてつくった、自分でも気に入っているという。

母と隣家のおばと同じ年の秋吉さん。終戦のとき3人は15歳。
道は違っても、戦争を潜り抜けた彼女たちの、日本人としての根っこは、一緒なんだと思った・・。

コメント:6

すみいち 2007年10月16日 09:03

行きたかった・・・
県立芸術劇場私も行きました

あらんだまおばさん 2007年10月16日 12:07

すみいちさん
秋吉さんは6時半から8時半まで、休憩15分除いて、弾いては話して、でした。
明るいホールではなく、ニューヨークのバードランドで、バーボン傾けながら、彼女の演奏が聞けたら、どんなにいいかなあと、思いました。

宮崎のバードマン 2007年10月16日 13:12

秋吉敏子さんは知りませんが、なんだかスゴイ人のようですね。
そんな人の演奏を生で聴けた”あらんだまおばさんは”羨ましいな~。

あらんだまおばさん 2007年10月16日 18:02

バードマンさん
宮崎は、すごい人の演奏が安くで聴けるので、嬉しいです。
演奏だけ聴いていたら、とても77歳には思えませんでした。

ひとてま便店長 2007年10月16日 22:56

芸術の秋ですね。宮崎は恵まれてるわ。私も人間国宝を観てきました。
思い切って声をかけた新富人の勇気に拍手です。

あらんだまおばさん 2007年10月17日 08:20

ひとてま便店長
ブログ書き始めるまでは、実はあんまりコンサートとか行かなかったのです。
取材と称していき始めたら、得るものが大きい。やはり本物はテレビではなく、実際を見るべきだと思いました。

コメント入力欄

トラックバック:0

このエントリーのトラックバックURL
http://td-sys.heteml.jp/mt/mt-tb.cgi/312
以下の記事へのリンクを参照
秋吉敏子 新富町でジャズ語を奏でる from あらんだまおばさんの元気日記

Home > 見てよし聞いてよし > 秋吉敏子 新富町でジャズ語を奏でる

Feeds

Return to page top