Home > 見てよし聞いてよし > フェルメール『牛乳を注ぐ女』の前に立つ

フェルメール『牛乳を注ぐ女』の前に立つ

オランダ風俗画展
先週上京したとき、是が非でも行かなくてはいけない場所がありました。
六本木の国立新美術館

そこには、アムステルダム国立美術館から海外に出たのは、今までたった5回という”350歳”になる、フェルメールの『牛乳を注ぐ女』が、ちんまりとおいてあります。

6月にこの美術館にモネを見に来たときは、ほとんど人の頭を見ておわった展示会、今回も覚悟していったのですが・・・4時過ぎという、ちょうど人が途切れる時間だったらしく、すすっと入っていけました。

同時に展示されているオランダ風俗画展はふんふんと飛ぶように見て、目指す絵は・・・会場中ほど、ライトの光に浮き上がっていました。

小さい絵でした。35センチX45センチぐらいかな・・・。
日常の静謐のなかから、牛乳をとととととと、と注ぐ音が聞こえてきそうな・・・。
小首をかしげた彼女は、これが終わったら洗濯をしなくちゃと考えているような・・・。
手前におかれている、パンのおいしそうな匂いが流れてきそうな・・・。

上質な絵を見るは、上質な短編小説を読むに値する、といいますが、そう、好きな絵を眺めているときは、私は本を読んでいるような気分なのです。

フェルメールといえば、黄金の値段にも匹敵するラピスラズリと亜麻仁油を混ぜた、ウルトラマリンブルーという青色を自在に駆使した画家として有名ですが、私は、彼の黄色も赤色の使い方も、とても好き。

目をこらしてすみずみまで見つめ、出口まで行ってまた戻ってきて、穴があくほど眺め、後ろ髪惹かれる思いで美術館を後にしました。

これで私が見た本物のフェルメールの絵は5枚目です。
彼が描いたのは30数点、あと何点見ることができるでしょうか・・・。

コメント:2

woody-mom 2007年11月17日 11:18

最近そういえば、ゆっくり絵画鑑賞をしていなかったです。

>これで私が見た本物のフェルメールの絵は5枚目です。
>彼が描いたのは30数点、あと何点見ることができるでしょうか・・・。

ドキッとしました。
そういえば、一体私もこれまで何作品見たのか…。
見ているけどタイトルの記憶にない。
限られた機会に見ているはずなのに、自分の意識の低さに唖然。
何だか勿体ない気もしますが、見た時の”印象”だけ
残っています。
何を見たのか把握しておこうっと。しかし、恥かしいなぁ。

あらんだまおばさん 2007年11月17日 11:29

woody-mom さん
東京にいたころは、当たり前のようにあった美術館や博物館、音楽ホールが、どんなに貴重な存在だったか、宮崎に来て思い知らされました。

コメント入力欄

トラックバック:0

このエントリーのトラックバックURL
http://td-sys.heteml.jp/mt/mt-tb.cgi/343
以下の記事へのリンクを参照
フェルメール『牛乳を注ぐ女』の前に立つ from あらんだまおばさんの元気日記

Home > 見てよし聞いてよし > フェルメール『牛乳を注ぐ女』の前に立つ

Feeds

Return to page top