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のはら5丁目3番地

家庭科の授業は、とてつもなく苦手だった。
料理裁縫家事一切、すべてきっちりこなす母親がそばにいると、娘の成長期において、そこらあたりが全く欠落する。

小学校のころはまだよかった。
中学のとき、刺繍の宿題を、夜泣く泣くやっていたが、さっぱりはかどらない。翌日学校に持っていくのすら忘れたら、午後、完璧にしあがったみごとな作品を持って母が学校に現れた。
仕方がないので、「母が作りました」と提出した。

高校のとき、ワンピースを誰よりも早く仕上げたら、袖を前身ごろと後身ごろを間違えてつけていた。どおりで縫うのも、試着も変だった。ほどいてやり直したら、びりになった。

てなことで、裁縫系ができる人は、私にとってはあこがれの的となる。


今月行われた『東京国際キルトフェスティバル』は、どうやって造形していくのだろうと、想像力をかきたてるすばらしい作品が、毎年ずらりと並ぶ。

今年は、大賞を受賞した関田陽子さんの作品「のはら5丁目3番地」が圧巻。

シンメトリーなキルトが多い中、安野光雅さんの画風を連想させる、絵本から抜け出てきたようなストーリー性のある図柄は、見ていて飽きない。

基調となっている赤と黄の暖色、先日オーラソーマをしてもらったら、その色を選んだ。
きっと、今の私の心の色になっていたから、この作品を見たとたん、ストンと入ってきたんだな・・・。

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