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お大師さんがたくさん

新四国八十八か所参りのほこら.jpg姑あらんだまばーちゃんとうちの近所を散歩中
「子供の時、八十八か所参りにいくわ~というと、ばーちゃんがお米をひとすくい袋に入れてくれるの。それもって3,4人ででかくっとよ(出かけるのよ)」
私は「?」

「お大師さんみんなに、米は3粒ぐらいづつ置いていくの。たらんご(足りなく)なるからね」
「??」

「2時間ぐらいで、八十八か所参りがおわるかな」
「???」

「ほら、ここが始まりよ」
と彼女が指差したところは、吹けば飛ぶような、思いっきり汚い(失礼)ほこら。
10数年車走らせている、通勤の道筋にあった。

傍らには、『新四国八十八か所参り』の文字が刻まれてある。

やっとわかった。
”四国”の八十八か所ではなく、”この地域”の八十八か所。
このほこらからスタートして、山の中に点在しているお大師さん参りをするのが、子供の遊びのひとつだったらしい。

「山はもう藪やろから、あのお大師さんたちは、どんげなちょるやろかねえ~」
と悲しげなばーちゃん。

お大師さんたち1.jpgお大師さんたち2.jpgふと、あたりに目をやると・・・
石像が、ぽこぽこ並んでいるじゃないの!

「ばーちゃん、お大師さんってこれのこと?」
「あらんだまっ!これよっ!ここにみ~んな集めたっちゃろか?」

数えはしなかったが、身の丈20センチほどの、苔にまみれたお大師さんが、ぐるっとならんでいる。
これなら、寂しくないでしょ。

ありがたい、ありがたい、とばーちゃんは拝んでいました・・・。

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