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こけ

  • Posted by: あらんだまおばさん
  • 2008年5月31日 12:46
  • 思い出

苔と芝生と雑草.jpgひとをこけにして、のこけ、ではなく、苔の話。

昨夜のNHKの番組『美の壷』のテーマは苔。
苔寺や盆栽に、幽玄の世界を感じるのは、"苔のありよう"
それで思い出した。

今でこそ、苔のある庭は、風情があると思えるが、
4、5歳のころ、家の庭にびっしりはびこる苔を見て、つるっとすべるし、なんか汚らしいからキレイにしなくっちゃと思い立ち、一日かけて、ちっちゃいスコップで、せっせせっせと剥いで、庭の隅に積み上げた。

夕方、庭を見た祖父は仰天!
丹精込めて、長い年月かけて、はえさせていた苔だったのだろう。

誰がやったんだっ!と、ゆげが立つほど怒っている顔は覚えている。
その視線は母から私に・・・とたんに、表情がゆるんだ。
というより、怒るに怒れない、といった困惑した目に変わった。

次の瞬間、怒りが祖父から母に移り、
「なんでそんなことしたのっ!謝りなさいっ!」
どかんと雷が落ちた。

その声に、赤ん坊の弟はけたたましく泣き出し、
誉めてもらえると思っていたのに叱られた私は、ひっくひっくと泣きながら謝まり、
そこに、ままままと祖母と父が間に割って入って・・・

それからのことは覚えていない。

でも、翌日、庭はもとのとおりになっていた。


苔は、じけじけしたところを好むと思っていたが、太陽のさんさんと降りそそぐ光と水分が必須だそうだ。
太陽と水が大好きなのは、芝生も雑草の同じ。

我が家の庭、三者共存。
というより、苔が一番負けてる。
幽玄の世界には程遠い、ほったらかしの世界が存在している・・・。

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