電気のお仕事(その6)

弊社の仕事に、いつもご理解およびご賛同をしていただき、ありがとうございます。

さて、(電気編)6回目となり最後の掲載になります。

最後は、接地線についてお話したいと思います。

今までのケーブル(芯線が2重(絶縁体と被覆)に覆われているもの)は、地面とケーブルがくっつかない様に、またケーブル同士がくっつかない様に絶縁しているものです。

しかし、接地線は、機器・盤等と地面とをつなぐ電線(芯線が被覆のみで覆われているもの)であり、まったく逆の考え方になります。

ではなぜ地面とつなぐのでしょうか?

全ての機器本体は接地しています(接地線につながっています)。

機器の電線が何らかの原因で絶縁不良を起こした場合、機器本体に電流が流れます。

その機器に人間が触ると感電していまい、ひどい場合は死に至ることもあります。

機器本体に流れた電流を接地線で地面に流してしまえば、漏電を感知した「漏電遮断器」が作動し電気を送るのを止めて感電を防ぐことが出来ます。

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また、微弱電流・電圧で動作する計装機器等は、同一の接地線につないでいないと検出器側(信号発信側)と受け側(信号受信側)で電位差が生じ、動作はしているが信号の受信が出来ない場合があります。そのため、機器自体は問題無くても、設備として動作不具合が生じていることになります。

機器単体は問題がなくて、動かないとか故障が出ている原因を探ると、案外接地線がつながっていなかったとか違う種類の接地線がつながっていたということがあります。

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工事の問題の様にも受け止められますが、設計図面に接地線布設図または接地系統図で必要な接地幹線や接地線を記載することにより、未然に防げる品質事故や人身事故等もあると思います。

この様に安全にまた安心して電気機器等を使っていただくために電気設計は大切です。

設計根拠やお客様のご要望をお聞きしてどの様な工事設計を進めていくかを考えながらより良い電気設備を作っていくお客様のお手伝いをしたいと考えています。

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難波 2019/03/15
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