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年寄り笑うな、明日の自分。

  • Posted by: あらんだまおばさん
  • 2009年4月21日 18:33
  • つれづれ

「あんちゃんの頭の中がどうなっているのか、見てみたい」

認知症のすすんでいる自分の兄の面倒を見に、隣家に連泊している、姑あらんだまばーちゃんはじめおばたちがよく言う。

妹たちに見守られて、おじは、基本的には日常の生活がおくれている。

ご飯も3食おいしくいただけ、トイレも自分でいけるし、夜もわりにぐっすり。デイケアに行く週3日以外は、自宅でおだやかな日々を送っている。

ただ、周りにいる人が、誰だかわからない。

また、ふと思い立ったように、引き出しから物を出したり入れたりが、際限なく始まる。つぶやく言葉は、ねーなった(なくなった)だの、おっとられた(盗まれた)だの。
そして、「なさけねーもんじゃ」と頭をかかえる。

先日読んだ五木寛之の『人間の覚悟』(新潮新書)のなかに、
「身体的、頭脳的にもぼけが進行し、あるがごとき、なきがごときに過去と現在の記憶が入り混じって、周囲との関係が保てない状態になっていくとしても、その人間はだめになったのではなく、人間の始原のふるさとへ帰りつつあるのだと思ってはどうでしょうか。」と。

40歳代までは、死や老いは他人事だったけど、50歳代になって、おじの生きる姿を見るにつけ、「衰え」「尊厳」「自然と共に」「謙虚」「ゆるりと」「哀切」なんてことばが、私の頭のなかをぐるぐるとめぐるのだ。

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コメント:6

ウッディマム 2009年4月22日 00:18

第一次反抗期の息子に、食事のしつけ、トイレのしつけをしているのですが、興味が違うこと場所へ向かうと目の前のことがおざなりになります。パンツを履かずに絵本を読み出したり…。
自尊心につながることを説いてわかる相手ではないけど、「なんで?」と聞き返してくる3歳児相手に今日もまた同じ話を繰り返してしつけていく日々です。
自分で食事をとる(口に運ぶ)こと、排泄が自分でできること、認知症をわずらってもその面で自立していることの尊厳を感じます。
息子と一緒に生命の歴史の図鑑を読みながら、人類発祥の不思議を思いながらいろいろ思いにふけります。

あらんだまおばさん 2009年4月22日 12:58

ウッディマムさん
この題、最初「子供叱るな、昨日の自分。年寄り笑うな、明日の自分。」でした。
削った前半は、ウッディマムさんのコメントそのものですね。

おじは、デイケアに行きだして、ゲームをしたり、お風呂に入ったり、歌を歌ったりと、ガス抜きができるのか、表情がやわらかくなりました。トイレにはいけますが、衣服を汚し、日に何回か着替えをしなくてはいけません。でも、施設に入れる選択をせず、広々した庭に囲まれた自宅で生活をすることで、本人の不安が最小限になっているから、暴れたりもなく、おだやかな精神状態をたもっているのだと思います。

小紋 2009年4月23日 07:53

 父も 最晩年は お気に入りの書類の入った 硬い紙箱を 抱えて 死んだ後の書類(年金)の書き方を
毎日 書いては どこかになおして 又探していました。
 当局に 電話しては 最後には 死んでからしてくれと いわれたと 憤慨してました。
 お役所にしては 粋な言葉です。
 今思えば 「仕事」なのかと。 何かしなければ 時間も経ちませんしね。
 あらんだまさん  実に あとで行くわが道です。
 みなさんに かこまれてほんとうに しあわせな おじいちゃんですよね。
 天は みています。体に気をつけて 見てあげてくださいませ。

あらんだまおばさん 2009年4月23日 15:39

小紋さん
今、家庭裁判所で、おばの成年後見人の申し立てをしてきました。
おじの方は1週間で裁定がおりましたが、こちらは、けっこう時間がかかりそう。
この夫婦を見るにつけ、自分のあとしまつを、きちんきちんとしていかないといけないなあ、と思うのです。
私が介護のブログを書くと、小紋さんをはじめ、はげましていただけるコメントが、私の勇気であり元気です。
いつもありがとうございます。

yuuko 2009年4月24日 14:31

そうですか・・・ 周りの方がわからないのですか・・・
それを思うと、義母と私達はまだまだ幸せなのですね。
・・・人間の始原のふるさとへ 帰りつつあるのだと・・・
これを呼んで、なぜか 涙が止まらない今の心境の私です・・・

あらんだまおばさん 2009年4月24日 16:37

yuuko さん
おじはデイケアの翌日は、終日寝て過ごすようになりました。”宝探し”もあまりしなくなりました。
おばはグループホームで、3日間ぐらい腰がいたくて寝ていたら、上手に歩けなくなっていました。
予測がつかないことが多々出てきますが、基本的に、ふたりともおだやかにすごせているようで、よしとしないと・・・

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